10月
06
2010

所長日記(3)中尾友昭下関市長が大学院合格

昨日(10月5日)の朝日新聞に中尾友昭下関市長が下関市立大学院の派遣社会人特別選抜に合格し、来春から大学院生になるという記事が載っていました。研究テーマは「地方分権」だそうです。
 「学んだ成果を市の政策に反映させたい」と、講義は大半が夜間であるにもかかわらず、公務の合間を縫って研究に取り組むそうで、通常は2年間ですが4年間かけて修了を目指すとのことです。学費はもちろん自腹ですが、入学金は「市民割引」で半額だそうで、大学には非常勤講師として教壇に立つこともあるようですが、大学は「講義では一学生として扱います」と言っています。
 中尾市長にはぜひ頑張って修了していただき、よき市政の実現に生かしていただきたいと思います。

 中尾市長のことをなぜ取り上げたかといますと、平成9年に私が「唐戸魚市場」の人事制度構築コンサルティングの仕事をさせていただいたときの常務取締役が中尾市長だったからです。「魚市場に能力主義人事制度を導入したい」というお話で、当初は正直「?」という感じでお話をお伺いしたのですが、「これからは魚市場といえども数字がわからないとだめだ、鋭い経営感覚を持って仕事に取り組まないといけない」、「自然相手のなりゆきまかせの経営では先はない」と真剣に会社の将来を考えての熱意をもって訴えられました。コンサル開始後は夜中の1時にセリの準備がはじまるというので真夜中から朝方まで見学をさせていただき魚市場の仕事を職能要件書にまとめることから取り掛かり1年かけて制度を構築しました。今となっては良き思い出となっています。
 その業務の中で、中尾市長が商業高校を出てから税理士試験に挑戦し続けた苦労話を聞かせていただきました。夜中から早朝にかけての魚市場の仕事が終わった後に専門学校に通い2~3年かけて1教科づつ受験合格していったが、魚市場での地位もあがり社用の関係で最後の1教科はどうしても時間が取れず受験できなくなってしまった。しかし何としても取りたいんだとおっしゃっていました。その後漁業の将来のためと市議会議員、県議会議員へと立候補、当選され多忙を極めておられましたが、忙しい合間を縫って地元の大学院に通い最後の1教科を取得しついに念願の税理士資格を取得され、市長になる前には税理士事務所を開業されていました。このときは前回の市長選に敗れたあとで、「独立開業は大変だよ」と言われていましたが、この人は本当にすごい人だと感心したものです。
 そして今回の記事を見て、中尾市長は昔のままだなと、今も常に前を向いて挑戦し続けているなと改めて感心した次第です。私より10歳も年長の中尾市長が頑張っているのだから、私も負けないように頑張ろらないといけないと気持ちを新たにさせていただいたところです。皆さんも前を向いて一緒に頑張りましょう。 

北九州の社会保険労務士 三原靖

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